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2004年11月07日

なんだか分らない映画についての三点間問答

鈴木晶先生からウチダへ

喉まできていて、どうしても題名を思い出せない映画があります。
教えて頂けますか。
温室(サンルーム)での会話が中心で、中に、自分の新婚の夫が、どこかの海岸で群衆に食べられてしまった(直接その場面は出てこないのですが)、という恐怖の過去の話が出てくる映画です。
なにかフロイトに関係した映画だったように思うのですが。
たしか、この映画、2回観たはずなのに、どうしても思い出せません。
う~苦しい。


ウチダから鈴木先生へ

面白そうな映画ですね。
でも残念ながら、私は映画そのものを見た記憶がありません。
変な映画のことなら何でも知っている松下正己に転送して聞いてみます。いましばらくお待ちを。

ウチダから松下正己くんへ

松下さま。ご無沙汰しております。
仲良しの鈴木晶先生から次のようなお問い合わせメールがきました。
変な映画のことなら何でも知っている松下正己に訊いてみますとご返事したところです。
これ、何ですか?


松下くんからウチダへ

内田樹様 御機嫌よう。

さて、ご質問の映画についてですが
このような内容の映画を観た記憶がありません。
観ていない映画については、私は殆ど何も語れません。
夫を海岸で食べた「群集」というのが
いわゆるサイレント・マジョリティなのかゾンビなのか
何かの象徴なのか
はたまた食人族なのかによって映画のジャンルも変わりますが
どうもそうではなく、
暗いヨーロッパの感じがあります。かといって
カニバリズム映画『サテリコン』でも
『豚小屋』や『ウイークエンド』でもないし。
類推するに
ミヒャエル・ハネケっぽいと思い
フィルモグラフィを見てみましたが、該当作なし。
もしかしたら
マルグリット・デュラスの『アガタ』あたりかな、
とも思いますが、自信はまったくありません。
こんな答えしかできなくてごめんなさい。
これからもっといっぱい映画を観て、
何でも答えられる立派な大人になれるよう頑張りたいと思います。

ウチダから鈴木先生へ

松下正己くんから次のようなメールが届きました。
彼も知らないみたいです。
さて、何だったんでしょうね?


鈴木先生からウチダへ

わざわざ松下さんまで患わせてすみませんでした。
機会があったら、御礼とお詫びを申し上げて下さい。
うーむ、ひょっとしたら、私の見た夢かも・・・
川本さんにも訊いてみます。


ウチダから鈴木先生へ

こうなるといよいよその映画が見たくなりましたね。
なんとかタイトルを発見して教えてください。

誰か知ってたら教えてくださーい!


投稿者 uchida : 2004年11月07日 20:53

コメント

(BOARD より引用)
> 2004年11月12日(金)21時41分 -たみ
> 「ある夏、突然に・・・」だったかも。
> 新婚の妻がエリザベス・テイラーであったのだけは確かだと思うのですが。

BOARD の、たみさんの投稿を参考に
エリザベス・テイラーとテネシー・ウイリアムズで検索してみたところ、
「去年の夏 突然に」が、それらしいようです。
http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD2305/index.html
ストーリーも興味深く、近所のレンタルビデオ店で発見して早速見てみました。

以下ネタバレあり

まさに富豪と精神病院それぞれの温室での会話を中心として話が展開され、
悪夢のような記憶として、浜辺で肉食鳥の群れに海亀が啄まれる様子が告げられる
シーンがありました。
(新婚の夫ではなく)伴に旅に出た従兄が、とある海辺の街で群集に追い詰められ、
心臓麻痺を起こして死ぬという、去年の夏の出来事。
この二つのエピソードは分ちがたく結びついています。
「食べられる」=カニバリズムという直接の表現はないのですが、その死体は
切り刻まれていたのです。そう、鳥に襲われたかのように。

また、フロイトに関係したという点においては、若い女が精神病であるとして、
ロボトミー手術を受けさせようとする話が軸になっているので、この映画で
まず間違いないと思われます。
テネシー・ウイリアムズは、多くの作品で家族のコンプレックスをテーマにしていますし、
自身がゲイであるというセクシャルな問題も、この作品に大きく影響しています。
それはまさにフロイトに関連すると言えるかも知れません。

ちなみに脚本をテネシー・ウイリアムズと共同で担ったゴア・ヴィダルは、
「マイラ」というカルトなゲイムービーの原作者で、またゲイでもあります。

投稿者 reif [TypeKey Profile Page] : 2004年11月14日 20:48

フー、ここにたどり着くのに疲れました。
なにしろ初心者なものですから。
なんだかわからない映画【去年のなつ、突然に】だったんですね。40年ぐらい前大学生の頃、渋谷の東急名画座か、
百軒店のなんとかハイツというきったなーい映画館でみました。恋文横丁の住人だった私はライオンや道玄坂の風月堂を勉強室にしていました。そこで今はなき寺山修司に声掛けられたりもしましたよ。こんなこと言うととんでもない老女を想像されそうですね。主観的にはドンドン若くなってるつもり。
ピカソも言ってましたね?【若くなるには時間がかかる】と。
あれ?そうだったかな?

投稿者 たみ [TypeKey Profile Page] : 2004年12月27日 17:38

初めてコメントというか、情報提供させてもらいます。
どこかで聞いた内容だな~、と思っていたら、田中純さんがブログに書いていました。
http://news.before-and-afterimages.jp/C1668011797/E1982450507/index.html

投稿者 hamada [TypeKey Profile Page] : 2005年11月09日 23:11

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