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3月13日

『ゴーストシップ』(Ghost Ship by Steve Beck: Gabriel Byrne, Julianna Margulies) ☆☆☆ 

ほんとなら☆☆であるが、「ピアノ線で人体分割」の発想の妙と、イタリアの女歌手の色っぽさで、それぞれ0.5☆加点。

『ファム・ファタール』(Femme fatale by Brian De Palma: Rebecca Romijn-Santos, Antonio Banderas, Eric Ebouaney, Edouard Montoute, Gregg Henry, Jo Prestia!)☆☆☆☆☆ 

おお、ひさしぶりの「五つ星」映画だ。
まずブライアン・デ・パルマのストーリーの洗練と巧妙に脱帽。ネタもとは『邯鄲』か『聊斎志異』か(いま「りょうさいしい」と打ったら「良妻思惟」と出てきた。なんだか切ない文字並び・・)あるいは『クリスマス・キャロル』か、とにかく「未来を見てしまったことによって、運命が変わる人間の話」。ハリウッド映画はほんとにこのストーリーパターンが好きだな。
途中で人間が「入れ替わる」という仕掛けにちょっと「デヴィッド・リンチ」が入っているかも。
二分割画面カメラもたいへんスリリング。
キャストではレベッカ・ロメイン=サントスの「人の悪さ」と、アントニオ・バンデラスの「人の善さ」のバランスが絶妙。
レベッカ・ロメイン=サントスの「サービスヌード」もふんだん(エッチな踊り付き)。
『アレックス』でモニカ・ベルッチを9分間にわたってレイプしたあの「サナダムシ」野郎 Jo ”爬虫類顔”Prestia くんもまたまた「おおお」というところに出てくる。
ブライアン・デ・パルマは「悪くて、いい女」を描かせると、まことに天下一品。

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2004年3月14日 10:30に投稿されたエントリーのページです。

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