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肩がこったので『キル・ビル』Vol.2を見に行く

『キル・ビル Vol.2』(<i>Kill Bill Vol.2 by Quentin Tarantino: Uma Thurman, David Carradine, Micheal Madsen, Daryl Hanna)

☆☆☆☆

『キル・ビル vol.2』が始まったので、三宮まで見に行く。

混んでるかなと思って、少し早めにいったのだが、がらがら。(20人くらい)

タランティーノの新作にして、この入りとは・・・

前作は dedicated to Fukasaku Kinji であったが、今回はなんというかロバート・ロドリゲス風味が勝った感じ。

もちろん完成度は高いのだけれど、前作ほどの荒唐無稽ぶりがなくて、ちょっと渋め。

前作はLucy Liu とのバトルがメインだったけれど、今回はどちらかというとケレン味抜きの「男くさい」ドラマである。

デヴィッド”こおろぎ”キャラダインとマイケル・マドセンの「しぶーい」演技を堪能。

映画が終わったあとにトイレで映画少年たちが「ビルの弟の役のやつ、かっこよかったね、あれ見たことないけど、誰?」「しらねー」というような会話を交わしていた。

諸君は『レザボア・ドッグス』見てないの?おーい。

どうしてデヴィッド・キャラダインが少林寺にユマ・サーマンを送り込むことになるのかという、そのあたりの事情は1970年代にTV見てない人にはわかんないだろうな。

それにしても、モノクロ画面を多用したり、クレジットを1950年代的なデザインで処理したり、全体にハリウッドの懐古趣味が前面に出ておりました。

こりゃ、モンロー主義は冗談じゃすまないな。

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2004年4月29日 09:40に投稿されたエントリーのページです。

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